定番の卵料理ではあるけれど、意外に上手く作るのが難しいオムレツ。オールライトなら、ムラのないソフトな加熱で卵をふんわりやわらかな仕上がりに。火加減の難しい卵料理に自信をつけて、料理をますます面白くしてくれます。
※「オールライトで身につく 失敗しない定番料理」オールライト料理集 掲載
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ごちそうに変わる。
「ふわとろオムレツ 〜きのこのバターソテー添え〜」
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卵2個×2人分
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塩適量
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バター10g
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【きのこバターソテー】
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┏しめじ(石づきを取ってほぐす)1パック
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マッシュルーム(スライス)4個分
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塩・こしょう少々
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┗バター5g
☆おいしい科学☆ やわらかく、しっとり仕上げるには「弱火でゆっくり加熱」
卵を加熱すると固まるのは、糸玉のようにまとまっていたタンパク質がほどけて絡み合うため。強く加熱すると、より強く絡み合うため、かたくなって水分が絞り出され、パサパサとしてしまいます。弱火でゆっくり加熱すれば、ゆるやかに絡み合い、やわらかくしっとりとした食感に仕上がります。形をととのえるのが苦手な場合は、火を止めて余熱を利用してゆっくりと。加熱し過ぎることがなくなります。
1.《きのこのバターソテーを作る》
オールライトを適温後、中火にし、バターを入れて溶かしたら、しめじ、マッシュルームを入れて炒め、塩・こしょうで味をととのえる。バットなどに移して粗熱を取る。
2.《1人分ずつ作る》
ボウルに卵(2個)を割り入れて塩を加え、溶きほぐす。
空気を含ませず、箸にまとわりつくぐらいが目安。ほぐし過ぎるとふんわりしなくなるので注意。
3.オールライトを適温後、弱火にし、バター(半量)を入れて溶かし、[1]の卵を流し入れる。弱火のままシリコンさいばしなどで半熟のスクランブルエッグを作る要領で絶えずかき混ぜていく。
外側の固まりかけた部分を内側に返すように、ふんわりと混ぜていきます。
4.シリコンヘラに持ちかえ、[2]のスクランブルエッグを奥に寄せ、オールライトを少し手前に傾けて、すべらせながら巻きこむように形をととのえる。
やさしく手前へ転がすイメージ。難しければ、火を消して余熱を利用すれば、慌てずゆっくり作れます。
5.裏返して表面全体がムラなく焼けたら、お皿に盛り、きのこのバターソテーを添える。
※残りの1人分も同様に焼く。