大好きでも、調理や後片付けの手間を考えると少し億劫になる揚げ物も、オールライトなら手早くムラなく、わずかな油でラクラク。食材に合わせておいしく仕上げる驚きの手順で、外はサクサク、中はジューシー。揚げ物の常識が変わります。
※「オールライトで身につく 失敗しない定番料理」オールライト料理集 掲載
My:asa recipes マイアサレシピ
とんかつはこうなる。
「とんかつ」
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豚ロース肉(とんかつ用)120g×2枚
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塩・こしょう各少々
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卵1個
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薄力粉、パン粉適量
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揚げ油大さじ3×2枚分
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キャベツ、スライスオニオン、 スプラウトなど適宜
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レモン(くし形切り)1/4個×2人分
☆おいしい科学☆ 「油を少量にする」とおいしい理由
オールライトでとんかつを作る場合、使う油は1枚(100g前後)に対して大さじ3杯と少量で充分です。またこのレシピでは、油ととんかつを入れてから火にかけて、ゆっくり加熱していく方法をとることで、肉が縮んでかたくなるのを防ぎ、やわらかく仕上げます。ほかにも油の温度を保ちやすくする、油をムダにせず後片付けがラクになるなど、油が少ないメリットはいっぱいあります。
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豚肉は常温に戻し、筋切りをする。卵は溶いておく。
1.豚肉に塩・こしょうをふり、薄力粉を薄くまぶす→溶き卵→パン粉の順にまとわせる。
2.オールライトに揚げ油を入れ、[1]のとんかつを入れてから中火にかける。衣から泡が出だしたら弱火にし、ゆっくり揚げていく。
揚げ油は少ない量で充分。肉の温度をゆっくり上げるため、油にとんかつを入れてから火にかけます。
3.衣の表面にところどころ肉汁がにじみ出てきたら、裏返して2~3分加熱し、一旦取り出す。
衣がしっとりしてきたら、中に火が入り始めた証拠。
4.中火にして油の温度を上げ、[3]のとんかつを戻し入れる。衣がキツネ色になるまでさらに1分弱両面を揚げる。取り出して油を切り、お皿に盛りつける。
2度揚げは衣をサクッと仕上げるためなので、短時間でOK。肉には余熱で火が入ります。