ピロコ
関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。
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黒豆をいざ煮るとなると1日中コンロにつきっきり…。でも圧力鍋ならシワもよらず、短時間でふっくらツヤツヤ、美しく仕上がります。他にも煮しめや昆布巻きなど、お正月のおせち作りに活躍しますよ。(2018年11月1日)
こんにちは、アサヒ軽金属スタッフのピロコです。
煮豆を普通の鍋で作るとなると、1日中お鍋につきっきり。
特に黒豆を煮る場合は、やり方ひとつで見た目の仕上がりに大きく差が出てしまうことがあるから、とても気を使いませんか?
でも圧力鍋を使うと、煮豆がすごく楽に、しかも短時間で完成します。
この方法なら、忙しい年末の時間を有効に使えますよ。
今回は、ツヤツヤの宝石みたいな黒豆を煮る方法と、おせち料理を超時短で失敗することなく作る方法をご紹介します。
ツヤツヤの黒豆を目指すなら、シワは厳禁!
乾燥や縮みに気をつけて、ふっくらと煮なければいけません。
でもそれは本当に難しく、注意するポイントも山のようにあります!
古い豆は水分が抜けて少なくなっているので、皮が破れやすかったり、仕上がりが固くなってしまうことがあります。また、浸水の時間も長く必要になります。
できるだけ新しい黒豆を準備するのが失敗しない一番のコツです。
黒豆が戻り切っていないうちに調理をしてしまうと、調味料の浸透圧の関係で、固く締まってしまい、どれだけ熱を加えてもふっくらとしません。
しっかりと8~10時間、浸水をしてください。
砂糖を初めの段階で入れすぎてしまうと、吹きこぼれが起きやすくなります。浸透圧の関係で、豆も固く締まってしまうため、ふっくらとしません。
砂糖は半分をおいておき、最後に加えるようにしたほうが甘さの調整もしやすくオススメです。
ときどき差し水をしながらアクをとり、黒豆の色が薄くなるまで長時間煮込みます。
煮汁から黒豆が出てしまうと、乾燥してしまい、その部分だけが固くなったり、シワになってしまうことがあります。煮汁に浸したまま保存し、空気に触れないように気をつけてください。
豆を上手に煮ようとすると、時間と手間がかかるだけでなく、ずっと気を使っていなければいけないんです。
そこで、圧力鍋の出番。
黒豆が短時間でやわらかくなるから、細心の注意を払う時間が数時間から数分に減って、煮豆作りがググッと楽になり、失敗のリスクも減らせます。
しかも、圧力鍋で煮た黒豆は、甘みが強くねっとりとした食感に仕上がります。
やわらかい皮の下に、濃厚な黒豆の自然な甘みが詰まってとてもおいしくなるんです。
これは、圧力鍋の鍋中温度が通常よりも高温になり(115℃~128℃)、加熱時間が短くてすむため、黒豆にもともと含まれる糖質やペクチンが煮汁に逃げないからです。
楽に、おいしく、栄養価も高い。
調理時間が短いとイイコトづくしなんですよ。
圧力鍋によって異なりますが、0分~数分の加圧時間で素早くでき上がります。
砂糖の量は通常1カップの乾燥黒豆に対して1~2カップが一般的な量ですが、圧力鍋を使えば黒豆の甘みが豆に残るので、砂糖1/2カップで程よい甘さになります。
基本の黒豆にひと工夫すれば、いつもと違う驚きのおいしさに出合えます。
料理に飽きたらデザートに♪
黒豆は体に良いので、おせち専用と言わず、普段から飽きないように味を変えて、楽しみながら続けてくださいね。
栗きんとんに煮しめ、昆布巻きも、圧力鍋なら短時間ででき上がり。
圧力鍋がひとつあると、とても便利です。
通常栗きんとんのレシピでは、さつまいも500gに対して、約1~2カップもの砂糖を加えます。
ちょっと…、多すぎると思いませんか?
ここでは、砂糖を使わず栗の甘露煮のシロップだけでしっかり甘く、裏ごしなしで充分やわらかい、 おいしい栗きんとんの作り方をご紹介します。
煮しめを普通のお鍋で作ろうとすると、具材ひとつひとつを下ゆでするという面倒な工程をふまなければならないので、でき上がりまで1時間はかかります。
その点、圧力鍋は具材ごとの下ゆでが必要ありません。
少ない水分で煮るから、にんじん、ごぼう、里いもなど具材それぞれの味わいがしっかりと残ります。
時間を上手に節約しながら、じっくり時間をかけたような味を出してくれる圧力鍋。
煮込み時間が短くて鍋の中で材料が踊らないから、飾り切りしても煮崩れないのもうれしいポイントです。
昆布巻きも本当に簡単。とろけるようにやわらかく煮上げます。
また、長時間煮立たせなくてOKな圧力調理だから、かんぴょうがほどける心配がありません。
※圧力鍋のレシピの、数値や調理時間は目安です。メーカー・機種によって異なります。
時間がかかるイメージのおせちも、圧力鍋があるとこんなに簡単に作れてしまうんです。
中でもオススメはやっぱり、ツヤツヤぷるぷるのふっくらやわらかな黒豆。
シワのない黒豆はとてもきれいで、舌触りも最高です。
乾燥豆は年中市販されているし保存ができるから、うちでは定番の副菜としてよく登場します。
健康や美容にも良くて、おすすめですよ。
今年はおせちを、圧力鍋で手作りしてみませんか?
※数値や調理時間は目安です。圧力鍋のメーカー・機種によって異なります。
ピロコ
関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。