ピロコ
関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。
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圧力鍋を使うとおいしさが倍増する料理と、そうでない料理があるのを知っていますか?今回は、圧力鍋に「向いている料理と向かない料理を見分けるコツ」を具体的なレシピと一緒にお伝えします!もう使っている人もまだ使っていない人も、これさえマスターすれば簡単に使いこなせるようになりますよ。(2015年04月24日作成)
普通の鍋で15分以上煮込む料理が向くのに対し、15分も煮込む必要のない以下のような料理は圧力鍋に向きません。
普通のお鍋で作った方が早くでき上がります。
また、やわらかくならない方がいい料理にも圧力鍋は使わない方がいいでしょう。
根菜や葉物をトロトロにするのは得意ですが、歯ごたえを楽しむ料理には向きません。
パラパラに仕上げたい炒めごはんなどに、圧力鍋は向きません。
同じごはんものでも、炊き込みごはんやチキンライス、ピラフなどは味が染みておいしくできますよ。
決して向いていないわけではないですが、慣れていないと失敗を繰り返してしまう人も多いようです。
でき立てはうまくいっていても、残り物を何度か温め直しているうちに跡形がなくなってしまったり…
じゃがいもや玉ねぎを使った料理は、普通のお鍋を使っても難しいですよね。
最初のうちは、取扱説明書や付属のレシピの時間や分量を守って作ってみてくださいね。
あとは形を残したいものは大きめに切っておくなど、それぞれの材料にあわせた下ごしらえをしましょう。コツをつかめば、早くおいしくできるようになりますよ。
だしやメインでも欠かせない貝類は、普通の鍋で煮すぎても身が縮んでしまいますが、圧力鍋にも同じことが言えます。
アサリやシジミ、ハマグリなどの貝類は、サッと煮てだしをとったら一度取り出しておき、他の食材に圧力をかけた後に加えるとうまくいきますよ。
皆さんが圧力鍋をより安全に使うことができるよう、家庭用圧力鍋には「PSCマーク」や「SGマーク」が表示されています。
「PSCマーク」は経済産業省、「SGマーク」は製品安全協会が、それぞれ定める安全性基準にきちんと準拠しているという証です。
このふたつの安全制基準で圧力調理することを禁止されている食材があります。
それは…
※カレーやシチューのルウを使う場合、圧力調理後に蓋を開けてから加えるようにします。
安全性基準はメーカーのために定められた基準ですが、それと同時に、皆さんが圧力鍋を長く安全に使っていただくためのもの。ぜひ守って、安心して使ってくださいね。
また圧力鍋を選ぶときにも、圧力鍋の安全の証「PSCマーク」「SGマーク」のふたつがついていることを確認してみてください。
圧力鍋に向いている料理と向かない料理の違い、わかっていただけたでしょうか?
設定や下ごしらえの方法は、料理によっても圧力鍋メーカーによっても異なります。
しばらくの間は付属のレシピ通りに作ってみるといいかもしれません。
慣れてきたら、食材を見て下ごしらえの方法や圧力と加圧時間までわかるようになります。
私ピロコは最近、あえて圧力鍋を使わずに作ってみたりもします。あらためて圧力鍋のいいところとそうでもないところに気づいて、前より効率よくお料理ができるようになった気がします。
※数値や調理時間は目安です。圧力鍋のメーカー・機種によって異なります。
※減圧とは…
圧力が下がるまでの時間のこと。圧力鍋は、加圧後火を止めて蓋を開けられるまで、鍋中の圧力が下がるのに時間がかかります。(減圧時間は、季節や室温などによって異なります。)
ピロコ
関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
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