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圧力鍋で、時間をかけずに簡単手作り!
おせち料理で家族を元気にしよう

時間をかけずに簡単手作り!おせち料理で家族を元気にしよう

お正月の食卓はやっぱり、おせち。日本人が古くから大切にしてきた伝統料理を皆で食べると、なんだか心が満たされる気がしますね。でも実は、心だけじゃなく皆さんの体を元気にしてくれるチカラも、おせちのお重の中にはギュッと詰められているんです。今回は、そんなおせちの健康パワーと、本格おせちをたった1日で作る方法をご紹介します。(2015年11月30日作成)

こんにちは。アサヒ軽金属スタッフのピロコです。

1年の最初に皆で食べるおせち料理には、家族の健康や豊かな暮らしへの願いがたくさん込められています。

1年中 “まじめに健康的に” 働けますようにという願いが込められた黒豆、“よろこぶ” という語呂合わせから一家の発展を願う昆布巻き、美しい黄金色から “金運” を招くといわれる栗きんとんなど、縁起もののお料理を「めでたいことを重ねる」という願いを込めてひとつひとつ重箱に詰めます。

皆さんの家庭でも、そんなおせちの意味を確かめながら大切に食べられていると思います。

実は、単なる語呂合わせの縁起かつぎだけではないんですよ。

おせち料理写真

おせち料理は、海の幸や山の幸、里の幸、たくさんの食材をバランスよく使うため、栄養面でも非常に優れています。

ひとつひとつのお料理も、体に良いものばかり。
昔から受け継がれてきた家族を思う気持ちは、栄養面にもしっかりと込められているんですね。

冬場の体にうれしい栄養がたっぷり

おせち料理は、寒さや乾燥にも負けない体を作ってくれる冬場の健康に不可欠な栄養が含まれます。

具体的には、おせちを食べるとどんな健康効果が期待できるのでしょうか。

たとえば…、

黒豆写真

おせちの定番でもある「黒豆」は、必須アミノ酸をバランスよく含む良質のタンパク質、乾燥しがちなお肌や髪に潤いを与える大豆イソフラボンを豊富に含んでいます。
黒い皮にはアントシアニンが含まれていて、スマートフォンやパソコンによる眼精疲労にも効果的です。

昆布巻き写真

「昆布巻き」は、マグネシウム(ミネラル)がたっぷり。
冬の厳しい寒さで硬直した筋肉や血管をほぐすためにはマグネシウムが必要不可欠。
ほかにもカルシウムやヨウ素、食物繊維などを摂ることができます。

ごまめ写真

カタクチイワシの幼魚である「ごまめ(田作り)」は、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が中性脂肪を下げて、血液をサラサラにしてくれます。
脳の働きを活性化する効果も期待できるので、子どもたちにもぜひ食べさせてあげたいですね。

酢れんこん写真

そして、「酢れんこん」はビタミンCの補給におすすめです。
寒くて生野菜を摂る機会が減ってしまう冬は、ビタミンC不足になりがち。
効率よいビタミンC摂取で、風邪を予防し、美肌効果も!

手作りだからできる、ヘルシーおせち

本来おせち料理は、神様を迎えるお正月に台所で物音を立てることを慎み、 日持ちがする濃いめに味付けた煮物や焼き物、酢でしめた料理を年末から用意しておくものでした。

栄養価が高くバランスに優れたおせち料理ですが、日持ちをさせるために 砂糖や塩を多く使用し、味付けを濃くするものが多いようです。

特に市販のおせちは非常に味付けが濃いものになっていて 正直、私はあの濃さがちょっと苦手…。カロリーも高そうですよね。

冷蔵庫がなかった時代はともかく、これだけ保存の技術が発達した現代では、 昔ながらの濃い味付けにする必要はありません。

あっさりと味付けして、普段のおかず作りの延長線上として考えてみてはどうでしょう?

「好きなものだけ作ってみよう」とか、「いつものおかずに一品加えてみよう」とか、 もっともっと肩の力を抜いて、年末のおせち作りを楽しんでみませんか?

なるべく手をかけず、おせちを作る方法は?

そうは言っても、おせち作りはやっぱり荷が重く、バタバタと大変なイメージがありますよね。
そんなときはあの調理器具が大活躍!!!

そう、圧力鍋です。

うまく活用すれば、驚くほどスピーディーに作れます。
大晦日の1日だけで三段重の本格おせちだって作れてしまうんですよ。

圧力鍋写真

基本のヘルシーおせちレシピ

ここでは、圧力鍋でいつもより早く、いつもよりヘルシーに作れるおせち料理を紹介します。

普通のお鍋よりも高温で火を通せる圧力鍋は、食材の持つ甘みや旨みを逃がしません。
だから、基本的な作り方よりも調味料を減らしても充分おいしく仕上がるんです。

そんな、ヘルシーでおせち本来の良さをきちんと生かせるレシピをピックアップしました。

今年は圧力鍋を使って、「素材の味わい」や「旨み」を引き出すおせち料理を作ってみてはいかがですか。

黒豆

おせちの定番である黒豆は、
1カップの乾燥黒豆に対して1~2カップの砂糖が一般的な量ですが、 圧力鍋を使えば黒豆の甘みが引き立つので、砂糖1/2カップで程よい甘さになります。

加圧時間は圧力鍋によって異なりますが、0分~数分でできてしまいます。

黒豆写真

栗きんとん

通常栗きんとんのレシピでは、さつまいも500gに対して、約1~2カップもの砂糖を加えます。
ちょっと…、多すぎると思いませんか?

ここでは、砂糖を使わず栗の甘露煮のシロップだけで充分甘く、 裏ごしなしでツヤツヤでおいしくできる栗きんとんの作り方をご紹介します。

栗きんとん写真

お煮しめ

お煮しめを普通のお鍋で作ろうとすると、具材ひとつひとつを下ゆでするという 面倒な工程をふまなければならないので、でき上がりまで1時間はかかるんです。

圧力鍋レシピでは、具材ごとの下ゆでが必要ありません。

すべて一緒に煮込んで圧力をかけると、時間を上手に節約しながら、 じっくり時間をかけたような味を出すことができます。
煮込み時間が短くて鍋の中で材料が踊らないから、飾り切りしても煮崩れないのがうれしいですね。

お煮しめ写真

昆布巻き

昆布巻きも本当に簡単。とろけるようにやわらかく煮上げます。
また、長時間煮立たせなくてOKな圧力調理だから、ほどける心配がありません。

昆布巻き写真

オシャレでおいしい!盛り付けアイデア

せっかくのお正月、ほんのちょっと手を加えるだけでできる、オシャレでおいしい盛り付けアイデアを試してみては?

年始のおもてなしにもピッタリですよ。

余ってもおいしい!便利なおせちアレンジ

おせちってお正月に毎日食べているとだんだん飽きてくるし、余りやすいですよね。
そんなときにパパッとできるアレンジを覚えておくと便利ですよ。

おいしすぎて、アレンジの方を家族にリクエストされちゃうかも!?

最後に

あなたの愛情たっぷりのおせち料理が我が家の味となり、 次の世代に受け継がれるって、とっても素敵なことだと思いませんか?

手作りおせちのいいところは、ヘルシーなだけでなく好みの味付けに調節できることです。
今年は、ぜひ家族の健康を気遣うおせち料理に挑戦してみてください。

また、こんなに栄養価が高くて健康に役立つおせち料理だから、 毎日の食事に一品追加したり、来客時のおもてなしに使うなど、 お正月だけと決めつけずに、いろいろな場面で活用し、家族の健康に役立てたいですね。

ゼロ活力なべ
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※圧力鍋のレシピの、数値や調理時間は目安です。メーカー・機種によって異なります。

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この記事を書いたライター

ピロコ

ピロコ

関西在住の鍋好きガール。
鍋を愛するあまり、調理器具メーカー・アサヒ軽金属工業に就職。
自宅で自社製品を使うのはもちろんのこと、休日には友人宅のキッチンを巡り、他社メーカーの鍋やフライパンを使わせてもらっています。
そんな鍋好きの情報網をフルに使って、皆さまに“おいしい”情報をお届けします。

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